鮫の肝油の歴史

鮫の肝油の歴史

日本では早くも明治17年には国産の肝油が発売されました。しかしこれはタラの油を原料とする肝油で鮫の肝臓を原料とする肝油ではありませんでした。とはいえ、昔から鮫の肝臓から取れる肝油が健康によいことは漁師の間でよく知られており、中国では2000年も前から薬としての効果が認められていたそうです。鮫の肝油の歴史とはいったいどのようなものなのでしょうか。

鮫の肝油の中で成分として最初に注目されたのはスクワレンです。明治39年(1906年)に当時の国立工業試験場の技師であった、辻本満丸博士によって鮫の肝臓からスクワレンが抽出されました。そして発見されたサメの種類の名前(スクアルス)を取ってスクワレンと名付けられました。

その後1931年にチューリッヒ大学(スイス)のカーラー教授によって、スクワレンの化学構造式やその化学反応・効果が解明されました。さらに1980年の国際学会において、スクワレンの制ガン効果も発表されました。こうした発見により、スクワレンやスクワランを使った化粧品やサプリメントが開発されるようになりました。

一方では1993年に、鮫肝油の別の成分であるスクアラミンがマイケル・ザスロフ博士によって発見され、天然の抗生物質としての働きがあることが分かり、欧米では糖尿やリウマチへの臨床試験が進んでいます。

深海鮫の肝油には、スクワレンだけでなくスクアラミンやビタミン類オメガ3脂肪酸など有効な成分が豊富に含まれていることから、近年ではスクワレンだけを抽出したサプリメントよりも、深海鮫の肝油中に含まれる成分をしっかり摂れるように熱処理を避けた深海鮫生肝油と呼ばれる鮫肝油が、多くの人に愛用されています。

 

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